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素朴な「感謝」が支えるもの

「素朴な『感謝』がファシズムを支えるとき」(想田和弘)

向井理がブログに
 「必死になって日本の行く末を案じながら散っていった人達のことを考えると感謝の気持ちで一杯です。」
と書いていたそうです。それについて、想田氏は、

「英霊」に感謝するとき、いったい何に対して感謝しているのか、つきつめて考えたことが一度でもあるのであろうか?

と問うています。・・・きっとないだろうな。

特攻隊員として死んでいった人のことを耳にすると、向井理のように思う人は多いのでしょうか。

想田氏は「戦死者に対して素直に単純に『感謝』することなど、断じてできない。」と書いていますが、私も「感謝」という思いには至りません。「かわいそう」「気の毒だった」とそのような思いはありますが、感謝の念はわいてきません。

こんなふうに書くと、「そんな、酷い」って感じる人もいらっしゃるかもしれませが・・・。
想田氏が書かれているように、「彼らを無駄に死なせた人たちの責任を問うべき」なのに、そういうことに「感謝」してしまうと、そこで全てがストップしてしまうと思うのです。

だから、「英霊を祀る」だとか言って、靖国を作り、自分たちの責任問題から目を反らせる。
靖国って、そういう意味もあるのでしょうね。

「彼らの死を美化するのではなく惜しみ、同じことを繰り返さないと誓うことではないのか…。」とのコメントがありましたが、同じように思います。


他に、こんなコメントもありました。

「戦争はそもそも駄目なんじゃないの、特攻なんて戦争犯罪に参加したってことなんじゃないの、それだけでしょ」
「いや、彼らも戦争はしたくなかったんだよ。でも、そうするしかなかったんだ。そうするしかないって状況で何かのためにそれを成すことができるのは勇気のあることだよ」
そういう会話が少し前にあった。僕はため息をついたものだ。『そうせざるを得ない状況』という免罪符の恐ろしさと言ったら。
・・・
彼らは痛みから逃げているのだ。自分自身の痛みから。


<『そうせざるを得ない状況』という免罪符の恐ろしさ>
この言葉にはっとさせられました。

「そうせざるを得ないから」という言葉のもと、どれだけの妥協が繰り返されてきたことか。

本当にそうせざるを得ないのか、他に選択肢はないのか、どれだけ考え抜いたのか。
特攻なんて、生半可な覚悟でできるものではないと思いますが、でも、それを感謝したり美化したりすることは私にはできません。



また、こんなコメントも。

戦争=特攻 兵隊=国の礎→感謝
と考えさせられる者と
美輪さんのように
戦争=大量殺人 兵隊=殺し屋→戦争を放棄する。
この二つの間には、対話が成り立つのだろうかと心底不安になります。
「共感」を伴う物語vs「恐怖」を伴う物語の伝播力の戦いだと思います。
しかし、未だかつて、美しかった戦争など存在しなかったこと、兵隊は決して庶民を守らない。
彼らは自分と権力を守る為に、進んで庶民を銃弾の盾とする。
「戦争」を「恐怖」「嫌悪」としてもう一度認識してもらはなくてはいけないのだが



「戦争」を「恐怖」「嫌悪」としてもう一度認識してもらはなくてはいけない・・・なのに、今、戦争を当然の権利のように叫ぶ人たちが権力を握っている。

そうではない。戦争はどんな理由があっても絶対に起こしてはいけない。支持してはいけない。「仕方ないんだよ。他にどうしようもないんだよ」と妥協してはいけない。
そのことを、子ども達に絶対に伝えていかなくてはいけない。


この想田氏、アベのコピペ演説について、次のように書いていたのですが、読んでゾッとしました。
なぜ、広島で指摘されたにも関わらず、長崎でも同じようにコピペ演説をしたか・・・。


周知の通り、安倍氏は日中戦争や太平洋戦争で日本が重大な過ちを犯したとは、認めたがらない人である。侵略戦争ではなく、自衛のための正しい戦争だったと主張したがっている。

 ならば安倍氏が日本の過去の過ちを正当化するために、次に行おうとするのは何か?

 もう一度同じ過ちを犯すこと、以外にないのではないだろうか。

 もし、首相が集団的自衛権の行使にあれほど熱心な理由がそこにあるのだとしたら、これほどおぞましく、恐ろしいことはない。



黙り込んでいては、絶対にだめなんです。反対なら、声をあげなくては。「何も変わらないから」なんてあきらめてしまうことはしたくない。

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| 世の中のこと | 18:36 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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