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「トイレは貸しません。借りたい人はアマゾンで借りろ」

店じまい直前の大手チェーンの本屋が「トイレは貸しません。借りたい人はアマゾンで借りろ」って張り紙してたのはとても真理を突いていると思った。
とfacebookにありました。

本屋さんには行きますが、読みたい本を実際に手にとって見たり、何かいい本ないかなって本を探したりするけれど、実際に買うのは、ネットを通してが多いです。

だって、安く購入できるから・・・。

でも、やっぱり思うんです。
安さ、安さに群がって、結局は自分の首をしめることになるのだろうと。
でも、家計状態を考えると少しでも安いほうになびいてしまう。だから安さを求めるけど、だからなお家計も厳しくなっていく。
安く、少しでも安く。そうすると企業は収益があがらない。それは、給与にはね返ってくる。家計は厳しくなる。だからより安さを求めていく。・・・この悪循環。

安い所で物を買うのがよくない、というのではないのではありません。ただ、このままではよくないって思うのです。

昨日、経済学者の宇沢弘文さんが亡くなったと新聞に書かれていました。私は新聞記事を読んで初めて、この方のことを知りました。
「人間が人間らしく生きられる経済学」を唱え続けたと天声人語に書かれていました。

また、こんなことも。
「日本の狭い国土を広く使うには電車の速度を半分に落とせ」と主張したそうです。
二つの地域を高速で結べば途中の地域はすたれてしまう。
遅くすれば途中駅も人が降りて栄え、つまりは広く使えると。

とても便利な世の中になりましたが、すたれていっている地域、場所も確かにある。
時代の波だから仕方ないよ、で済ませている場合じゃないんですよね。
経済効率ばかりを追い求めていては、すたれゆく場所がどんどん増えていくような気がします。


東京新聞27日の「筆洗」にも宇沢氏について書かれていたようです。転載します。(記事元コチラ)

 国が子どもたちへの金融教育に力を入れ始めたころ、時の日銀総裁が講演で、こんなことを話した。「自分の持っている大切なものを手放してお金に換えても、そのお金は価値をきちんと保全し、次に必要なものを手に入れる時に役立ってくれる」

 先日、八十六歳で逝去した経済学者・宇沢弘文さんはその言葉に怒りを感じたそうだ。「大切なものは決してお金に換えてはいけない。人生で一番大きな悲劇は、大切なものを国家権力に奪い取られたり、あるいは追い詰められてお金に換えなければならなくなった時です」

 宇沢さんは十七歳で終戦を迎えた。貧困と失業、経済混乱に苦しむ人々の姿を見て経済学の道を歩み始めた。もともとは医師志望。「経済学は社会を癒やす学問」と考えてのことだ

 数理経済学でノーベル経済学賞候補に挙げられるほどの成果を挙げた頭脳は、社会・経済の病理に苦しむ人に向けられた。その深い洞察力が認められ、ローマ法王の助言役を務めたこともある

 生活の糧の海を大企業の利益のため汚され、健康と命を「換金」させられた水俣の人々や、国策による開発で先祖伝来の地を「換金」させられた人々…。そういう人たちの心が救われるまで「日本経済の貧困は解決できない」と言っていたそうだ

 経済とは、経世済民。世をおさめ、民をすくう。言葉の本来の意味の経済学者だった。


「大切なものは決してお金に換えてはいけない。」
当たり前のことだと思うけど、言われないと、気づかず、大切なものをお金に換えてしまう愚行を繰り返していってしまうのかな。
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