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『それでもがん検診うけますか』

それでもがん検診うけますか (文春文庫)それでもがん検診うけますか (文春文庫)
近藤 誠

文藝春秋 1999-03
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一昨年の健康診断でひっかかってから、健康には気をつけるようになりました。
それで、関連本を色々と読むように。
一番初めに読んだのが、安保徹さん、それから石原結實さんの書かれた本。

お二人の本を読んでいて、免疫力を高めること、そのために基礎体温を上げることの大切さを初めて知りました。

それと共に、いわゆる「健康診断」がいかに人にストレスを与えるものであるかを知り、お二人とも「健康診断」を受けることにかなり懐疑的なことを知りました。


そして、今回読んだのが、『それでもがん検診うけますか』という本。
この本の著者、近藤誠氏は慶應義塾大医学部放射線科講師。

無症状ならば、がん検診はわざわざ受ける必要はないと書かれています。
その理由についても書かれています。

その中で一つ。
市町村や職場検診で行われる所謂「健康診断」で実施される「がん検診」は間接投影というものだそうです。
間接投影は、直接投影に比べて写真の質が悪く、放射線被ばく線量が多く、どうしようもない検査法ということです。
そして、そういった性質や現実を被験者に知らせずにどんどん間接投影を実施している実態を、犯罪に近いものだ、と述べています。

また、保険請求の問題もあって、最初の「がん検診」だけで「異常なし」と書いたら・・・。
なので、やむなく、「乳腺症」「胃炎の疑い」などと、意味のない診断名をカルテに記載するはめになるという。


また、例えば大腸がん検診。
この検診開始の根拠のデータが何人分か知って、ただ驚きでした。

57人の死亡患者のデータだったそうです。


「がん」がどういうものであるか、その説明も分かりやすく書かれています。

「がん」と聞けば、その先に何を思うかは多くの人の共通するところだと思います。
そのがんですが、ほうっておいても天寿をまっとうできる「のんびりがん」や自然に消えてしまう「消失がん」があるそうです。
これらのがんは切除する必要などどこにもない、と書かれています。
でも、検診で発見されたら、日本ではこのようながんは切除されていく。


肺がん検診が行われているのは、世界でも日本だけだそうです。
肺がん検診の有効性は欧米では否定されているそうです。


この著書というよりは、この本の著者に賛否両論は多いそうですが、がん検診がどういうものか知るためには、この本は大変参考になると思います。

それでも、やはり「がん検診」を受けなければ不安な人に対しても、どんな風に受ければいいのかアドバイスも載っています。


人はがんにかからないために生きているのでも、
がんをみつけるために生きているのでもありません。
人はなぜ、がんを気にして、日々、暗い人生を送るのでしょう。
検診をうければ不利益は必至で、おそらく利益はないと考えます。
関心をがんや検診以外にむけたときに、人は、気軽で楽しい人生を送れるのではないでしょうか。

(本文より抜粋)

| 本・健康 | 19:37 | comments:2 | trackbacks(-) | TOP↑

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