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きっと誰かに愛されている

一人一人を

2015/11/30
ひとりごと 4
早いもので、今日で11月も終わり。今年も残すところあと1ヶ月。
時の経つのの、なんて早いこと。もっとゆっくりと過ぎていってくれてもいいのに。


今の日本という国を思うと、「平和」とはどんどんかけ離れていってしまっている、そんな思いになります。
でもですね、こんな日本ですが、「日本人は平和のシンボルであると思っています」と言って下さっている人々がいるのです。

イラクから日本を訪問している医師の講演会が名古屋市で開催されたようですが、そこで次のように語られたとのことです。(記事元こちら)

「私たちは、日本政府ではなく、日本の人々の方を見ています。日本政府がどんな決断を下そうとも、日本人が平和的な人々であり、政府の方針に反対の人が多いことも知っています。日本人は平和のシンボルであると思っています」


このイラク人医師の言葉は、折に触れて思い出すこの言葉と同じことを言っています。今まで何回となく引用してきましたが、しつこいですが、また引用します。

戦争というのは、誰かが仕掛け、敵意をあおらなければ始まらない、ということです。
そして、その誰かとは、自分たちの政治目的のために、人びとに他の民族や国家などへの恐怖心を植えつける政治指導者やメディアであることが多いのです。
・・・
ふつうの人たちは、誰も戦争なんかしたくありませんでした。
なのに、気がついたら、戦争が始まっていたのです。
そんなことにならないためには、いったいどうしたらいいのでしょうか。

答の一つは、集団ではなく、ひとりひとりの個人を見ることでしょう。
所属する集団に関係なく、人間どうしとして交流することです。

(『平和の種をまく』より一部転載)


小澤征爾さんも同じような事を仰っています。

「冷え込んでいるのは、日中政府間の関係。大事なのは一人ひとりの関係で、ぼくは、中国にいる友人たちを信じている。」

「政治的なことはよくわからないけど、一人ひとりがもうちょっと、ちゃんと考えるべきだよ。政府がどう言ったからだとか、新聞が書いているから、とかじゃなくて。大事なのは一人ひとり。政府よりも、政府じゃない普通の人がどう考えるかが一番大事。僕はそう思う。」



大事なのは一人一人。だから、まずは身近な人から。
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Comments 4

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鬼藤千春の小説・短歌

こんにちは

はじめまして!あるブログを拝見していたら、このブログに出会いました。私もブログを開設しています。「鬼藤千春の小説・短歌」で検索できます。一度訪問してみて下さい。よろしくお願い致します。

2015/12/02 (Wed) 09:15

愛希穂

Re

鬼藤千春様、
はじめまして。ご訪問とコメントをありがとうございます。ブログのほう、拝見させて頂きました。こちらこそ、よろしくお願いいたします。

2015/12/02 (Wed) 18:49

きもにゃん

イラク人医師の言葉、日本政府ではなく、日本の方をみている、とは嬉しいですね。
最近、中国人の爆買いとか、マナーが悪いとか話題になってますが、2010年に息子が日中青少年友好訪中団で10日ほど中国を訪れたときのことを思い出しました。訪中の少し前に日本製品の不買運動やデモがあり、親としては行かせるのに不安がありました。でも現地では、とても歓迎してくださり、ホームステイ先でも家族そろってもてなして下さったそうです。仲良く写った写真を見ながら、この子達の世代が、これからの日中関係をいい方向に向かわせてくれるだろうという期待が持てました。
だから息子は、テレビで報じられる一部の中国人の行動を中国人全体のこととしてとらえてはいけないといつも言います。14億もいる中国人の中の、ほんの一部分にすぎないと…。
最近は息子から教えられることばかりです。いろんな世界を見せに連れ歩いてよかったと思う瞬間です。

2015/12/02 (Wed) 22:41

愛希穂

きもにゃん

> イラク人医師の言葉、日本政府ではなく、日本の方をみている、とは嬉しいですね。
嬉しいです。冷静で賢明な言葉だと思います。もしかしたら、このような見方をできる人の方が多いのかもしれないね。
今のマスコミは政府の思惑に添った報道をしがちだから、中国のことをあまりいいようには報道しないから、報道されている中国が本当の姿だって思ってしまうことは多いのでしょうね。
中国の爆買いって言うけれど、日本にお金を落としてくれているわけだから、批判するのはちょっと違うと思うし、マナーが悪い人はどの国にもいるわけだし。なんとかして中国を悪者にしたいというマスコミや政府の魂胆は嫌いです。
でも、そういのに惑わされずに、きもにゃんの息子さんのように一人一人が交流して、理解し合っていければいいですね。
息子さんは本当、いい経験をしているね。
国家同士がどうであろうと、個人個人のレベルではお互いを少しでも理解しようとする姿勢を大切にしていきたいですね。

2015/12/03 (Thu) 18:50
愛希穂
Admin: 愛希穂
読書とパソコン、ピアノと賛美、ヤマトの古代君とマッチが大好き。
これからも続く人生の中で今日が一番若い日。
感謝の心を忘れないでいたいです。
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