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きっと誰かに愛されている

鎌田實氏の本

2014/06/23
評論、新書、エッセイ 0
鎌田實
最近、鎌田實氏の著書を3~4冊立て続けに読んでいます。
読みやすく、でも内容は深くて、涙しながら読むこともしばしば。

鎌田氏のお仕事ゆえ、書かれているのは病気に関することで、それも難病、余命を宣告された方々のことです。
でも、本に書かれている方々はあきらめないで、とても前向きに生きる人々。
そして、そこに鎌田氏は「命のリレー」を見るという。

私は今は健康そのもの。
でも、5年くらい前でしょうか、乳がん検診でひっかかり精密検査となりました。
結果は、全く問題のないものでした。

健康診断では、出産後は血液検査で毎回「貧血」と記されるようになり、4年ぐらい前にはあまりにも数値が低すぎるので、これも「要精査」となり、胃カメラを飲むことに。
(私は開口障害と言って、口が大きく開きません。指二本分がようやく入るくらいしか開けません。で、このときマウスピースを口に入れることが出来なくて、お医者さんがとても困っていました。代わりに細い管のようなものがあったので、なんとか検査ができました。)
結果は、とても綺麗な状態で問題ないと。

でも、結果がでるまで、どんなに不安だったことか。
「もしも、結果が悪かったら・・・」と思うと、子どものことを思うと、心配で心配で・・・(でも、夜も眠れないということはありませんでしたが)。

そう思うと、実際に病と闘われている方々の気持ちを思うと、私が思い悩んだものの比ではないだろうなって。
なのに、前向きに、あきらめずに生きている。

「死を目の前にしていても、人間には死がくるまで、自由に生きる力があるのだと思いたい。」
と鎌田氏は著書の中で書かれていますが、その通りに生きている人々の姿に、大きな励ましを受けます。

facebookにこんな投稿が以前にありました。

「病気であろうがなんであろうが、その与えられた状態のなかで
 喜ばれるようにと思って生きていたら
 神は、この人を
 もうちょっと長生きさせようかなと思うのではないでしょうか。
 なぜならこの人が生きていることが周りを喜ばせているのですから。」

そうとばかりも言えないけれど、でも、そう思えることもあります。

「誠実に、一人一人希望を持ってきちんと生きているということを、子ども達に見せてあげることが大切だ。」(『がんばらない』鎌田實著より)

私はどんな姿を子ども達に見せているのかな。

それにしても、鎌田實氏が名誉院長をしておられる、諏訪中央病院って、素適な病院なんですね。
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愛希穂
Admin: 愛希穂
読書とパソコン、ピアノと賛美、ヤマトの古代君とマッチが大好き。
これからも続く人生の中で今日が一番若い日。
感謝の心を忘れないでいたいです。
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